公開: 2023年3月31日
更新: 2023年4月23日
米国で、電子式のコンピュータが開発され、砲弾の弾道計算など、科学的な計算を高速に実行するためのコンピュータが作られるようになりました。特に、米国のベル研究所で、ショックレーらによってトランジスタが発明されると、真空管の代わりに、寿命の長いトランジスタを使ったコンピュータの開発が行われました。
真空管に比較すると、小型化がし易く、電力消費の少ないトランジスタは、それまでのコンピュータのように部屋いっぱいの大きさではなく、わずか10平方メートル程度の場所に収まるほどのコンピュータも作れるようになりました。この小型のコンピュータを使って、企業では、それまで事務員を雇って行っていた、従業員の給与計算や、部品や材料の在庫計算などを、コンピュータで行えるようになりました。